こんにちは!宮部です。
今年の冬至は12月22日、まもなくです。
ご存知の通り1年で最も日が短く、太陽光度が最も低い日ですが、
例年よりだいぶ暖かい日が続いています。
1ヶ月単位の天気予報でも、25日までは全国的に平年気温より5~8度程高いそうです。
でも不思議ではないですか?
太陽が出ている時間が最も少ない日にもかかわらず、
1番寒いのは毎年1月です。
これは、「蓄熱」という効果があるためです。
「物」には大小の差はあるものの、蓄熱、つまり、熱を蓄える力があります。
これまで太陽から受けた暖かい熱を、地面・建物などが熱を蓄えており、
その物体の温度より周りの温度が下がった時に熱が放出されます。
冬至は最も太陽熱を受ける恩恵が少ない日と言い換える事も出来ますが、
現在は夏~秋にかけて受けた熱が放出されているので気温がそこまで下がらないと言えます。
12月23日以降は徐々に熱を蓄える時間が延びる訳ですが、地表面が熱を蓄える為に吸収し始める時期でもあるため、
なかなか気温が上がらず、時間差で1月が最も寒い時期になりやすくなります。
もちろんこれだけが原因ではありませんが、
同じような事は建物内でも言えます。
床や壁、天井などの表面温度が下がると、いくら暖房をつけても温まるまでに多くの時間を必要とします。
私も数年前、自宅で体感しました。
正月に妻の実家へ帰省する為3日間自宅を空けた際、暖房は完全OFF。
帰宅する3時間前に暖房を入れましたが、その後暖まりきるまでに約3日を要しました。
建物全体の表面温度が下がり切ってしまったことが原因です。
年末年始にご実家へ帰省したり、旅行へ行ったりと、不在にする時間が多くなる方もいらっしゃる事でしょう。
たとえいらっしゃらない時間がながくなったとしても、緩く暖房をつけっぱなしにしておいた方が、
帰ってきてからの快適さは歴然です。(電気代もそこまで多くはかかりません)
冬は風邪をひきやすい時期でもあるので、暖かく快適にお過ごしいただくためのアドバイスとして、
捉えて頂ければと思います。
岐阜市を中心に、高気密高断熱とパッシブデザインで
注文住宅、新築一戸建てを手掛ける
LIG STYLE COMPANY(リグスタイルカンパニー)の宮部でした!
