こんにちは、リグスタイルカンパニーの井上です。
さて、しばらくぶりのブログになってしまいましたが、今回も少しだけお付き合いください。
お客様と家づくりを進めていると、打ち合わせの中で、少しずつ考え方や表情が変わっていく瞬間があります。
最初は、「この素材が好き」「収納を多くしたい」など、家の“カタチやモノ”をどうするかという話が中心になることが多いですが、打合せが進むうちにこんな言葉が出てくるようになります。
「朝日が入るダイニングで、家族とゆっくり朝ごはんを食べたい」
「休日は庭で、子どもたちと風を感じながら過ごしたい」
こんな言葉を聞くたびに、家づくりって、“家そのもの”を考える時間であると同時に、“どんな暮らしをしたいか”を見つめる時間なんだなと感じます。
「成長」という言葉を聞くと、スキルが上がることや、知識が増えることをイメージしがちです。でも本当の成長は、同じ出来事を少し前向きに捉えられるようになることだと思います。
たとえば、掃除を「面倒なこと」と思っていたのに、「部屋がきれいになると気持ちがいいな」と感じられるようになる。
たったそれだけで、“嫌な時間”が“心地よい時間”に変わります。
そんな小さな変化が積み重なっていくことで、毎日の中に幸せな時間が少しずつ増えていきます。
人が感じる幸せには、限りがありません。もし「成功」とは“幸せであること”と同じ意味だとするなら、幸せを感じる時間を増やすことこそ、成功なのではないでしょうか。
家づくりも同じです。
何度も間取りに悩んだり、予算や仕様に迷ったり。ときには、意見がぶつかることもあると思います。
でも、そうやってたくさん悩んで、考えて、話し合ってつくった家だからこそ、住みはじめてからの毎日が、かけがえのない時間になる。
「家で過ごす時間が、前よりも少し楽しくなった」
「家事も、朝の支度も、なんだか気分がいい」
そんな風に思える瞬間が増えていく。それは、家づくりの過程で“感じ方”が少しずつ変わった証なんだと思います。
家づくりの過程は、決して順調なことばかりではありません。思いどおりに進まなかったり、迷ったり、悩んだり。
でも、その悩みが多かった分、完成したときの喜びと、そこから始まる暮らしの幸せが深くなるように思います。
いろんなことに悩んで、たくさん考えた家だからこそ、その家の中で過ごす何気ない日常、朝のコーヒーも、夜の団らんも、掃除のひとときさえも、すべてが少しずつ“楽しい時間”に変わっていく。
それが、家づくりの本当の価値であり、「幸せ時間を増やす」という意味での“成功”なのかもしれません。
私たちリグスタイルの家づくりは、「性能」や「デザイン」を形作ること、またその過程を通して、お客様が幸せを感じるを力を育むことにも影響を及ぼしている。
つまり、家という形をつくるだけでなく、一つ一つの暮らしを楽しめる“心”を一緒につくっていく。
「この家を建てて良かった」そして、もう一歩先に「この時間を過ごせて良かった」と感じていただけたら、それが私たちにとって、何よりの喜びです。
岐阜市を中心に、高気密高断熱とパッシブデザインで、注文住宅、新築一戸建てを手掛けるLIG STYLE COMPANY
(リグスタイルカンパニー)の井上でした。
